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犬や猫の人間との関わりと歴史

野生動物の家畜化から始まった歴史

犬と猫は、人類の歴史の中でも最も古くからペットとして飼育されてきた動物です。
人間とともに生活をしていくにおいて、ときに人間の仕事を手伝うパートナーとなったり、ときに金品などの戦利品と一緒に扱われてきました。

まず犬についてですが、こちらは人類が最初に家畜にした動物として知られています。
最古の歴史をたどると、約40万年前~15万年前の遺跡に犬の祖先にあたる狼の骨が発掘されています。

これは旧石器時代にあたる時期であることから、人間が人としての活動を開始しはじめた時期には、既に犬と一緒に生活をするようになったことが窺えます。
その後も人間が住んでいたとされる居住遺跡のすぐ近くに犬の骨が埋められていることもあり、人間の住居のすぐ近くで犬が飼育されていたことが分かっているのです。

もっとも、当時の犬はペットというよりも家畜としての仕事をさせるために飼育をされており、狩りをするときに獲物を探したり、また仕留めた動物を運んできたりといったことで活躍をしていました。

信仰の対象となった歴史

一方の猫ですが、こちらは約1万年前くらいから中東地域で飼育をはじめたとされています。
犬同様に猫も最初は家畜として飼育をされており、住宅に入り込む害獣であるネズミを退治するために飼育をされていたようです。

それが古代エジプトの時代になると、イシス神やバステト神のように猫をモチーフとした神が登場するようになります。
猫を神の使いとする信仰は他にも多く見られており、主に土着の信仰で神聖視されるようになったようです。

しかしキリスト教が普及してくると猫を崇める土着の信仰は次第に縮小してゆき、逆に異教徒の象徴として迫害を受けることにもなってしまいます。
16~17世紀に起こった魔女狩りにおいても猫は悪魔の使いとされ、無実の女性たちとともに猫も多く殺害されていきました。

それが18世紀になってペストが大流行すると、病原であるネズミを狩ってくれる存在として再び猫の人気が高まってきます。
19世紀になるとようやくペットとしての貴重な存在と思われるようになったのです。

現代の犬と猫

現在においては日本だけでなく、世界中で犬と猫は飼育をされるようになっています。

ペットブームと言われているように、ペットとともに過ごす生活は多くの人の心に癒やしを与えてくれるもので、ペットセラピーなど動物のぬくもりを治療に活かす取り組みもされています。

一方で殺処分問題など、動物愛護についての問題はまだ解決をしたわけではありません。
今後も人と犬・猫などのペットが共生していくためには、いくつも乗り越えなくてはいけない課題があると言えるでしょう。