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犬が言うことを聞かなくなる飼い主の行動

言うことを聞かなくなる飼い主の行動

犬は社会的な動物であることから、新しく出会う動物に対して常に自分との上下関係を意識するものです。
犬の祖先にあたる狼は、野生で生活をする時にはボスとなるオスとメスのペアを中心にして、8~15匹ほどの群れを作って行動します。

この群れは「パック」と呼ばれており、もし群れの中で仲間外れになってしまうといわゆる「一匹狼」になり、不安定な生活をしていくことになります。
ペットとして生活をする犬も、飼育をされている家族の単位を「パック」と認識をしており、自分はこの中でどういった立ち位置になるか、ということを常に意識した行動をとっているのです。

面白いのが狼のパック内のボスは体格や喧嘩の強さで決まるのではなく、性格や態度によっているということです。
狼は物理的な攻撃ではなく心理面を重要視するため、よりリーダーらしく振る舞える狼をリーダーとして行動をしていきます。
犬についても、体が大きく暴力的であったとしても心理的に犬が尊敬できない飼い主であれば、パックのボスとは認めないということになります。

具体的にどういうときにリーダーとしての資質を見るかというと、「散歩のときにどちらが先に歩くか」や「自分の要求に対してすぐに応えるかどうか」「禁止されていることをした時に叱るかどうか」といったことが挙げられます。

犬をしつける時には、基本的には叱らずに褒めるということが大切ですが、反対に甘やかして何をしても許すような生活をしていると、いつの間にか家庭のボスは自分と犬が思い込んでしまうでしょう。

言うことを聞いてもらうための方法

飼い犬に言うことを聞かせるために最も効果的な方法は、散歩中に自分の前を歩かせないということです。
実際に犬の散歩をしている人の姿を見ていると、中には飼い主さんよりも数歩先を先導するように犬が歩いているという場合がよくあります。
ひどくなると犬がリードを引っ張るようにして、飼い主さんを引きずって散歩をしているようなこともあるものです。

群れで一緒に移動するという行動は、まさにパックのボスを象徴するものであることから、散歩という過程で先頭を歩くということは、自分がリーダーであると思っているからこそ出来る行動です。

あまりこの方法に慣れてしまうと、散歩以外にも日常の行動でほとんど言うことを聞いてくれなくなります。
他の犬や子供などに吠えたり、攻撃をしたりといった問題行動を起こすようになるでしょう。

子犬の時期からしっかりと自分の後ろを歩かせるようにして、好き勝手な方向に散歩をさせないようにしていくということが、犬のしつけの基本中の基本です。
またコマンドトレーニングとして「待て」「伏せ」「お座り」は絶対にできるようにしておくと、しつけをするときに役立ちます。