1. >
  2. >
  3. ペットの洋服について

ペットの洋服について

ペットにとっての洋服の役割

犬には被毛がありますから、本来であれば服を着せる必要はないと思う方もいるかもしれません。
動物はもともと洋服などを着る習慣もありませんし、見ようによっては窮屈そうなので可哀想に思えることもあるでしょう。
それでも、ここ数年ペットの洋服はいろんな種類が発売されていますし、季節のイベントに合わせたり飼い主さんが楽しめるアイテムも増えています。
一見飼い主さんの趣味にしか感じないかもしれませんし、ペット業界の思惑にまんまとはまっているようにも見えます。
ですが、実はトリマーから見ても洋服を着せることのメリットがあります。

地球温暖化の問題から分かるように、現代の気候というのは昔とはかなり変わってきています。
紫外線も強くなってきていますし、冬の寒さに関しても異常気象などで湿度の変化も合わせると厳しい時もあります。
また、室内の環境に関しても、外の厳しい暑さと比例して冷房を強めに効かせなくてはいけないことも多くなっています。
人間なら気温に対して、自分で服を着たり脱いだりしてコントロールすることもできますが、当然動物はできません。

その点、洋服を着せれば紫外線から守ってあげることもできて、皮膚に弱い犬が皮膚病になることも防ぐことができます。
寒い室内ではTシャツを着せれば風邪をひくのを防げませんし、夏なら虫に刺されやすいお腹も守れます。
今のこの時期だと、寒い日と暖かい日があって気温が変わりやすいので、こういう季節の体温調整にも大きく役立ってくれます。

ペットの洋服の選び方

カラフルで可愛らしい洋服を見ていると、あれも着せたいこれも着せてみたいと思ってしまう飼い主さんも多いでしょう。
もちろんペットには洋服の好みはないので、飼い主さんが決めるのは当たり前ですが、トリマーとして思うのは必ず正しいサイズのものを着せてあげて欲しいということです。
人間だって、自分のサイズと合わないものを着るとすっきりしないように、犬もきつかったりだぶついているものはストレスになります。
特に、脱ぎ着せの時に頭の部分が引っかかったりすると、ペットにとって洋服は嫌なもの、面倒くさいものとなってしまいます。
最近は暖かい日も増えましたが、気温の差が大きい時などはやっぱり洋服でコントロールするのが安心ですから、ペットが嫌になったりストレスに感じたりする洋服を着せるのはやめましょう。

サイズは、首周り、胴回り、背丈をきちんと計ります。
首周りは一番細い部分ではなく、首輪をする部位の少し下あたりのサイズを計りましょう。
胴回りはお腹の一番張っている部分を、背丈は首からしっぽの付け根の部分までを計ってください。
きつくもなく緩くもなく、というのがトリミングの時にも楽なのでトリマーとしては理想です。

次に大事なのが素材ですが、たくさん動き回るので、もちろん伸縮性があるものを選ぶようにしましょう。
また頻繁に洗うことも考えて、出来るだけ丈夫なものを選んだら、必ず試着をして着心地が良さそうかチェックして決めましょう。